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家族のまん中に、おうち図書館

おうち図書館って、なんでしょう。

それは、
 「読む・調べる・試す・書く」がいつでもできる
 「話す・聞く」家族のコミュニケーションを育む
そんな「しかけ」です。

さて、ここからは、じっくりと想像してみてくださいね。

まず、あなたの家のどこかに、本棚を一つ置きましょう。みんなが集まる場所が理想的ですが、どこでもかまいません。リビングでも、廊下でも、サイズだって、大きくても小さくてもいいのです。

そこには、子どもの本も大人の本も、調べるための本もあります。新聞・雑誌・マンガも大歓迎。文房具や工作材料、地球儀などもあるかもしれません。もしお好きでしたら、本に出てくるキャラクターグッズや、好きな画家のポストカード、標本なんかも飾ってみましょう。

Shelf

そこでは何ができると思いますか?

本を読むだけではありません。工作の本を見ながら紙飛行機とばし。料理本片手におしゃべり。誰かの置いた小さなオブジェも気になります。そして、もちろん(?)勉強も。多少本棚から離れても、すぐ近くにいられるのがいいところ。

おうち図書館は、静かに本を読む場所ではありません。

じっくり読む、さっと調べる、気になったら試す、なんでも書く、のすべてができる、いわば、リーディング・ラボ。読むことが当たり前という「読書文化」の育つ場所です。

それに、読めば楽しいし、楽しいことは、話したくなる。共有する本棚で出会う、誰かの「好き」が別の誰かの「好き」になる。家族をもっとつなげてくれます。

だから、家族のまん中に、おうち図書館。本を開けば、そこには大きな世界が待っています。

おうち図書館があれば、頭がよくなる?

おうち図書館は、成績をよくするために設けるものではありませんが、おうち図書館を使っているうちに、これから必要である力とされるリーディング・リテラシー(読む、調べる、表現する力)を育むことができます。

「リーディング・リテラシー」は、あまりなじみのないことばかもしれませんが、OECD(経済協力開発機構)の国際的な学習到達度調査であるPISAでも調査が行われています。

2000年度PISAの報告書(国立教育政策研究所編集)の要約によれば、リーディング・リテラシーは、「読解リテラシー(読解力)」と訳され、「自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、効果的に社会に参加するために、書かれたテキストを理解し、利用し、熟考する能力」とされています。

PISAで「思考プロセスの習得、概念の理解、及び様々な状況でそれらを生かす力を重視している」こと、回答が主に記述式であることからも、リーディング・リテラシーは、テキストを読んで理解する「読む力」、それらを活用して「考える力」「書く(表現する)力」だと言えるでしょう。

また、新学習指導要領でも「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力・人間性」の3つが育成されるべき力の柱として挙げられています。好奇心や知識をもとに自分で考え、意見や答えを導き出し、わかりやすく伝える力が求められるということですね。

答えがない、正解が一つではない問題が増えている今、それらに向き合い、読んだり調べたり検証してみたり、とことん試行錯誤する力の土台を、おうち図書館で作っていただきたいと思っています。

おうち図書館のお悩みは……

本について― 特にお子さんの本について寄せられるお悩みは盛りだくさん。

どの本にも共通する「何を読めばいいのか」「本を全く読まない」、絵本なら「どう読めばいいのか」「子ども聞かない」、図鑑や辞典は「どう使えばいいのか」「結局置きっぱなしになっている」などなど。夏休みの読書感想文や自由研究も、頭痛のタネの代表格です。

さまざまなメディアで対処法をご説明していますが、お子さんの好み・読書歴・興味関心・環境をお聞きすることで、ぴったりのご提案ができますし、本や会話がきっかけで子育てのお悩みが解消されることもあります。

行き詰ってしまう前に、ぜひご相談くださいね。みなさんのおうち図書館や家庭学習を応援しています!
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